今日の天気予報は午前中雨だった。
今日の午後は、県内の短大の授業で近くの高校の教室で講義をしなければならないことになっていたけど、その準備がぜんぜんできていなかったので、雨が降ったら何も気にせず、安心してその準備ができると思っていた。
ところが起きたら晴れていたので、天気予報が外れた、と思った。
でも午後の準備があるので、準備をしなければと思い遅い朝食をとっていたら、また雨が降り出した。
その雨で安心して、午後の準備ができた。
しかし昼前には雨も上がり、太陽がのぞいてきたら気温が上がり、昼過ぎには室内が25度にもなっていた。
暖房もいっさいしていない1月の部屋の中で、僕はシャツ1枚で汗を流していた。
短大の授業を行う高校の3階から、太陽に照らされる自宅の方向を写真に撮った。
自宅の背後、あの山の向こうが僕の生まれたふるさとだ。
僕の父や母は、あの山を越えて、ここの地の学校まで通っていた。
地図の上では、ここから直線で2キロしかない。
でも車で行くと10キロもある。
車のなかった、歩きだけの昔の生活では、僕の実家は”お町”に比較的近い、便のいいところだった。
でも車社会になってからは、山奥の便の悪いところになった。
地球上の位置は、ぜんぜん変わっていない、にも関わらず、である。
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道の途中で炭焼きをしていた。
自分が切り出している山の木も、炭に焼くつもりである。
今切り出している木は、白樫がほとんどなので、炭にするには最高である。
昔はいたるところで炭を焼く光景が見られた。
我が家でも小学校に上がる前、両親が炭を焼いていた。
冬の夜中に炭窯の状態を点検に行く父親の背中に負われて、山に登った光景をいまだに覚えている。
やがて炭の値段も化石燃料に押され低落、父は家族の生活のために、冬の間は出稼ぎに行くようになった。
炭焼き窯から立ち上る煙を見ると、出稼ぎに行く前、父と母が冬の山で炭焼きをしていたその傍らで、無邪気に遊んでいた自分を思い出すのである。
山で木を切る仕事をする上で、グローブ(手袋)は必需品である。
それも、本皮製でなければいけない。
一般的に豚と牛があるが、牛のほうがやわらかくて装着感がいいが、値段が高い。
耐久力の面から言って、豚のほうが持ちがいいように思うので、山仕事では、豚皮製を使う。
作業のときの「手袋」と言えば軍手が一般的である。
ホームセンターでは10組100円とかで売られているが、ボランティアで町の掃除をするときには軍手でもいい。
しかし、何を掴むか分からない山の仕事では、軍手は何の役にも立たない。
荒い木の幹や枝を握り、時には放り投げるため、皮のグローブも次第にぼろぼろになっていく。
一番先に指先に穴があいてくる。次に手のひらの母子丘あたりに穴があく。
穴が開いたら細かい小石や木の切りくずが入ってくるので使いずらい。
かといって、穴があいたからと言ってすぐに新しいのと交換していたら、いくつもグローブを買わなければならない。
そこで穴があいたら、ガムテープで補修する。
次々あく箇所を補修しながら、できるだけ長く使えるように工夫する。
そうして使い込んだグローブも、もうどうにもならなくなったときに新しいのと交換するのだが、使い込んでぼろぼろになったグローブほど、愛着ができて、捨てることができない。
そうして残ったグローブが、納屋に溜まっている。
新庄はプロ野球人生、最初に買った7500円のグローブを、修繕しながら最後まで使ったそうだが、さすがに山仕事や農作業では、同じグローブを15年も使うことはできない。
トータルでは、新庄よりも、僕はグローブにお金をかけているのかもしれない。
正月休みの6日間、元旦を除いて結局すべて山仕事に費やしてしまった。
29日のならのきの伐採は簡単に終わったけど、今冬のメインは、田の周りの木の伐採。
手入れのされない山はどこも雑木が大きくなり、谷あいにある田は陽があたる時間が、2、3時間は違ってくる。
そこで今年は思い切って山の木を切ることした。
しかし山の木を切り倒すのは、田の畦の草を刈るようなわけにはいかない。
時間と労力がかかるばかりではなく、何より「命」をかけて事に当たらなければならない。
使う道具はノコ、ナタ、そしてチェンソー
足場の悪い山の斜面で、チェンソーを使って木をきるのは、一番危険な作業である。
切ろうと思う木の立っている方向をまず確認、切り倒す方向を決める。
足場を決め、チェンソーの歯を方向と角度を決めたら、いざというときの
逃げる方向を確認して、木に向かう。
それでも何度も、やばいと思うことがある。
そんな作業で命を落とした人もいるし、大きな怪我をした人を何人も知っている。
ふるさとを守る作業は、命がけである。
それは、誰も保障もしてくれない、個人的作業である。
今日は若者自立塾のスタッフが作業の手伝いに来てくれた。
しかし、チェンソーを使う山の斜面で同じ作業はできないので、昨日までに切り出していた木を、炭焼きがまに入れられるくらいの大きさに切りそろえてもらう作業をお願いした。
おかげで山から田に投げ込んでいた小木がすっかり片付いた。
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